S-Collection株式会社 WEBチケについて

S-Collection株式会社の電子チケットサービス「WEBチケ」事業

進化するお薬手帳アプリ! 異なるアプリでもデータ相互閲覧が可能に

 

ますます進むお薬手帳の電子化

以前「薬も電子化?!変化する医療業界!」にて、医療業界における電子化、そしてそのなかでも薬の電子化や電子お薬手帳アプリについて紹介しました。
医療業界では、電子カルテや電子お薬手帳が普及することで、医療がより便利で安全なものになっていくことが期待されています。
また、厚生労働省では高齢者の薬物療法に関する安全対策について検討しています。「高齢者医薬品適正使用検討会」の第四回において、「電子版お薬手帳の現状と課題」という議題で検討されていて、官公庁や政府機関でも注目されているトピックとなっています。
今回は、そのなかでも電子お薬手帳アプリについて、より詳しく紹介していきます。


1.電子お薬手帳の増加とその課題

電子お薬手帳の数は年々増えていて、公益社団法人日本薬剤師会の「e薬Link (イークスリンク)®」のページで紹介している電子お薬手帳だけでも40種類以上になります。
このなかには、一般社団法人大阪府薬剤師会が提供する「大阪e-お薬手帳」のように薬剤師会が提供しているものもあれば、株式会社NTTドコモが提供する「おくすり手帳Link」のようにソフトウェア会社が提供するものもあります。
ただ、アプリの種類が増えて電子お薬手帳の普及が進む一方で、課題も発生しています。
そのひとつとして、患者が利用している電子お薬手帳アプリに薬局が対応していないことがあげられます。
風邪薬を買う程度であればあまり影響はなさそうですが、急な病気などで普段通っている薬局に行けない際にはどうでしょうか。
お薬手帳のデータが取得できず適切な薬が処方できない」となると、必要なタイミングで薬を摂取できなくなり、最悪病状が悪化してしまう恐れがあります。

 

2.電子お薬手帳のデータを相互閲覧できるサービスが登場!!

こうした課題に対して、公益社団法人日本薬剤師会では、電子お薬手帳相互閲覧サービス 「e薬Link(イークスリンク)®」を提供し、異なる電子お薬手帳のデータの相互閲覧を可能にしました。
「e薬Link®」に対応したアプリと薬局であれば、患者の同意のもとで、薬剤師はデータを閲覧することができます。そのため、薬剤師ははじめての患者でも適切な薬を処方することが可能になります。
たとえば、株式会社STネットの「健康の庫 お薬手帳情報管理サービス」は、「日薬eお薬手帳」などの標準アプリと連動するだけではなく、「e薬Link®」と連携することでほかの電子お薬手帳アプリとのデータの相互閲覧にも対応しています。
また、今後、「e薬Link®」については、お薬手帳だけではなく、疾病管理手帳や地域医療連携ネットワークとの連携も検討されています。
処方箋やお薬手帳が電子化され、さらに電子化されたデータの相互閲覧が可能となりました。そのため、紙媒体からの電子化はさらに加速していく見通しです。
2018年4月に診療報酬が改定されて、お薬手帳を持っていくと薬代が安くなりました。お薬手帳の利用者が増えれば、データの電子化もさらに進むことが見込まれます。

S-Collection株式会社の「WEBチケ」では、電子チケットサービスに加えて、事前決済機能や購入者の属性分析のサービスもあわせて提供することで、さまざまなサービスの電子化に貢献していきます。