S-Collection株式会社 WEBチケについて

S-Collection株式会社の電子チケットサービス「WEBチケ」事業

薬の情報も健康管理もひとまとめ!電子お薬手帳アプリに見る電子チケットの未来

薬の情報だけじゃない!すすむ電子お薬手帳アプリの多機能化

以前「進化するお薬手帳アプリ! 異なるアプリでもデータ相互閲覧が可能に」にて、電子お薬手帳アプリの増加や異なる電子お薬手帳サービス間のデータの相互閲覧について紹介しました。

電子お薬手帳サービスの市場規模は、2025年には約70億円となり、入院、外来患者数の約半数が利用することになると推計されています。
今後は、こうした市場規模の拡大や利用者の増加にともなって、電子お薬手帳サービスの普及が促進され、医療はより便利になっていくことが予想されます。

また、電子お薬手帳サービスは、処方薬の情報管理以外にもさまざまな機能が提供されており、紙媒体のお薬手帳ではなりえなかった非常に便利なサービスとなっています。

今回は、そんな電子お薬手帳サービスで提供されている便利な機能を紹介します。

 

1.薬局の検索や調剤の予約、さらには健康管理まで!!

ソニー株式会社が提供する電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)」は、薬局検索機能があり、現在地付近の薬局やお薬手帳用のQRコードが発行できる薬局を、検索することができます。

また、株式会社エムティーアイが提供する電子お薬手帳アプリ「CARADA」では、お薬手帳として処方薬の履歴を管理する機能に加えて、薬局へ行く前に処方箋データを送信し、調剤予約ができる機能が備わっています。
この機能を使えば、薬局での待ち時間を短縮できるので、利用者の利便性向上につながります。
さらに、「CARADA」では、体重や血圧といった健康データに係る27項目を記録することができるなど、健康管理のための機能もアプリに搭載されています。

健康データの記録については、調剤薬局大手の日本調剤株式会社が開発、提供する電子お薬手帳アプリ「お薬手帳プラス」のように、血圧計や体組成計などの計測機器で測定した結果を取り込ませることが可能なアプリもあります。
このように、日々の健康管理のためにたくさんの便利な機能を使用することができます。

 

2.利用者だけでなく薬剤師や家族にとっても便利な機能を搭載!

ここまでは、利用者の目線で電子お薬手帳サービスのメリットを紹介しましたが、電子お薬手帳サービスには、利用者以外にとってもメリットとなる機能が提供されています。

薬剤師や薬局関係者にとって便利な機能として、前述の電子お薬手帳アプリ「CARADA」には、利用者向けにお知らせを配信する機能があります。この機能では、特定の利用者やお気に入り登録をしている利用者に対して薬局から情報発信をすることができます。
また、前述の電子お薬手帳サービス「harmo」では、アプリに入力された薬の情報、利用者が入力した薬の副作用および利用者のアレルギー歴などの情報を薬局と共有する機能を提供しています。これにより、薬を処方する薬剤師にとっては適切な薬を処方するための情報が得やすくなりました。
加えて、カレンダー機能を活用して利用者の薬の服用回数を確認し、アプリで得られた記録を残薬管理に利用するといった活用例もあり、アプリに搭載された機能がより適切な処方につながっています。

さらに、薬を服用する本人の家族にとって便利な機能も登場しています。
前述の電子お薬手帳アプリ「お薬手帳プラス」では、1つのスマートフォンで複数人のお薬情報を管理したり、1人のお薬情報を複数のスマートフォンで閲覧できる「家族管理」機能が備わっています。
この機能を利用することで、薬を服用する本人の家族も服用状況などを確認することが可能です。

今回紹介したように、電子お薬手帳サービスは、処方薬の情報管理機能やそのほかのさまざまな機能を合わせて提供することで、より安全で便利なサービスとなっています。

S-Collection株式会社の「WEBチケ」も、電子チケットとしての機能以外に、さまざまな機能を提供することで、ユーザーの利便性向上に努めてまいります。