IC連携で進化を遂げる電子チケット!機能の最適化へ
防犯も強化!ICカード×チケット機能×決済機能を実現!
電子チケット市場では、イベントで使用されるICやリストバンドに、チケット機能と決済機能をつける新たな動きがみられています。今回は、このICカードの新たな機能に注目して紹介します。
ICカードとは?
ICはIntegrated Circuit(集積回路)の略で、ICカードとは集積回路を組み入れたカードのことです。身近なICカードはキャッシュカードやクレジットカード、プリペイドカードなどがあげられます。ICカードは従来の磁気カードに比べ、大量の情報の記録を可能とし、偽造されにくくなっています。
ICカード×チケット機能×決済機能の実現!
先駆けて電子チケットビジネスの拡大に取り組んでいる株式会社エブリィ・エンタテインメントは、2015年7月に京都で行われた10-FEET主催フェス「京都大作戦2015」で、チケット機能と決済機能を内蔵させたICカード「万能札」を販売し、多くの来場者から大好評でした。
出典:2017 京都大作戦
http://kyoto-daisakusen.kyoto/17/almighty/
「Airレジ」で売上も満足度も向上!
クレジット決済もできるICカードチケット「万能札」は、当日カードを専用端末にかざすだけで入場でき、グッズの購入や飲食代の支払いもキャッシュレスでできます。
ICカードチケットに決済機能をつけることができる理由は、「リクルートかんたん支払い」と、チケット購入サイトを連携させているからです。
「リクルートかんたん支払い」とは、株式会社リクルートライフスタイルが2014年4月から提供を開始した決済サービスです。リクルートIDとパスワードを入力することで、登録済みの会員情報を使って簡単に決済することができます。
また、決済システムには、会計業務を支えるPOSレジアプリ「Airレジ」を使用することでスピーディな支払いを実現しています。
京都大作戦では、グッズ売場や飲食店に専用タブレット端末「Airレジ」を100台稼働させ、来場者の3分の1がキャッシュレス決済をすることを可能にしました。
これにより購入単価が10%アップし、来場者と運営者の満足度も上がりました。
来場者と運営者ともに満足度が高い理由は、利用者側にとってはカード1枚で入場や物販購入のほとんどを済ませることができ、また運営者側にとっては売上が上がるだけでなく、収集したデータから消費動向等の分析が可能であることが考えられます。
事前のデータと当日の顔認証で防犯強化
京都大作戦は不正がなく、本当に参加したい方が参加できるフェスをつくっています。
そのため、チケット購入時には顔写真登録・同伴者登録の徹底をしています。
チケット申し込み時に本人と同伴者の両者の会員登録と基準に合わせた顔写真の登録が必須となるため、抽選資格を得る段階で不正利用がなくなります。
公演当日は入場時に顔写真認証機で顔写真審査を行い本人確認を徹底しています。
また、決済機能をつけるためのクレジットカードの情報登録でも本人確認を実施します。
S-Collection株式会社が提供する電子チケットサービス「WEBチケ」もICカードチケットのような新しい技術に柔軟に対応し、企業様、利用するお客さまにメリットのあるサービスを提供する会社に成長していきます。
変化に対して柔軟さを磨く「WEBチケ」の今後の展開にご注目ください。