S-Collection株式会社 WEBチケについて

S-Collection株式会社の電子チケットサービス「WEBチケ」事業

お年玉も電子マネーが当たり前!発展しつづける中国のモバイル決済文化

生活のあらゆる場面に浸透!「紅包」に象徴される中国モバイル決済のゆくえ

以前の記事「【最新】加速する世界のキャッシュレス事情! - S-Collection株式会社 WEBチケについて」でも紹介したように、中国国内ではキャッシュレス化が急速に進んでおり、スマートフォンアプリを利用したモバイル決済が日常的な決済の主流となっています。
最近ではお年玉(紅包)も電子マネーで贈答しあうことがトレンドとなっており、モバイル決済サービス各社は「電子紅包」をめぐる、毎年の商戦に力をいれています。

今回はこの電子紅包を例に、中国でのモバイル決済の現状と今後の可能性について紹介します。

 

1.国民総動員の大イベント!電子お年玉商戦はますます白熱

中国では、春節のお祝いに紅包と呼ばれるお年玉を送る文化があります。
2014年にQRコード決済サービス「WeChatPay」にお年玉機能が追加されて以降、同アプリで紅包を送るユーザーは確実に増え、今年の春節には6億8800万人を超えました。
2014年以降Alipayや他社も追随し、電子マネーのポイントが当たるキャンペーンを行うなどの工夫を凝らしています。
2017年の調査では中国人の75%が春節に電子紅包を送っており、全国民を巻き込んだ一大イベントになりつつあります。

中国でのモバイル決済はAlipayのアリババ系とWeChatPayのテンセントの大手2社がマーケットシェアの約9割を占めています。
WeChatPayは、2013年の3.3%から2014年以降に大きくシェアを伸ばしており、電子紅包のサービス開始が好機となりました。

 

2.中国のモバイル決済文化はどこまでいくのか

2017年の中国国内でのモバイル決済総額は約3412兆円、利用者数は約5億6200万人と、どちらも世界1位です。
ショッピングや食事、交通機関、映画館などのレジャー施設、家賃や公共料金の支払いにいたるまで、日常生活の大半がスマートフォンを利用したQRコード決済で完結できます。
現金しか持ち歩かない旅行者が不便を感じるほど、中国でのモバイル決済文化は浸透しており、2020年には利用者数が8億人を突破すると予測されています。

AlipayとWeChatPayが電子紅包をめぐり激しく争っているように、新たなユーザー層獲得や既存ユーザーの囲い込みのため、モバイル決済のサービスや機能はますます発達していきます。
日本では、2020年の東京オリンピックにむけたインバウンド戦略のなかで、キャッシュレス化推進は不可避の課題です。
モバイル決済の利用経験者が20%という調査結果が示すように、日本国内でのモバイル決済の浸透はこれからであり、十分な成長見込みがあるマーケットです。

S-Collection株式会社では、キャッシュレス決済システムである「Webチケ」を通じたモバイル決済の推進により、お客さまと企業様の双方にメリットがあるサービスを提供してまいります。